パパ「金沢旅行二日目の今回は金沢から少し足を伸ばして石川県の羽咋という場所に行ってきたで!
ここには本物の宇宙船が展示されてる博物館、「コスモアイル羽咋」があるねん。せっかくなのでぜひ行こう!」
ユイリちゃん「ここすごかった!金沢からちょっと離れてるのによく見つけたね!やっぱ旅行慣れしてるね!」
パパ「さて、ホテルで熟睡してしっかり元気になったユイリちゃん」
ユイリちゃん「いいホテルでいっぱい寝させてもらいましたわ」
パパ「金沢駅から近くて、新しいホテルやから綺麗で、値段も安かったね。一泊6000円くらいやったんちゃうかな。ちなみにホテルトリフィート金沢っていうホテルに泊まりました」
パパ「朝食はホテルのバイキング!石川県の郷土料理をたっぷり頂いたで」
ユイリちゃん「また自分だけおいしいもの食べて。もう慣れてきたわ」
パパ「ユイリちゃんも早く人間になろうね」
ユイリちゃん「フフフ、無茶ばっかり言ってる」
パパ「では羽咋へ出発!羽咋は金沢から電車で一時間の距離にあるで」
ユイリちゃん「本数は少ないから注意やね」
パパ「せやね、一応特急電車もあるから、時間見て選ぼうね」
パパ「道中は金澤文鳥の和菓子を頂きながらのどかな石川県の街並みを楽しむで」
ユイリちゃん「包装が可愛い和菓子やね!」
パパ「そして羽咋に到着!UFOの町にようこそ!」
ユイリちゃん「すごい手作り感あるゆるキャラやな!」
パパ「羽咋はUFOで町おこしをしていて、あちこちにUFO関連の看板やモニュメントがあるで!」
ユイリちゃん「ロマンのある面白い街おこしやね」
パパ「羽咋駅も壁にUFOのイラストがたくさん!」
ユイリちゃん「おー、かわいいイラスト!結構本気の町おこしなんやね」
パパ「羽咋がなんでUFOのまちって言われてるかというと、羽咋市に伝わる「そうはちぼん伝説」っていう昔話があって、それがUFOだったんじゃないかって言われてるねん」
ユイリちゃん「そうはちぼんってなに?」
パパ「そうはちぼんって言うのはシンバルみたいな形の仏具で、それが夜な夜な飛んでたっていう伝説があるんやって」
ユイリちゃん「へー、そういうお話がもともとあるんやね。ノリでUFOの町おこしとかじゃなくてちゃんと伝説があるんだね」
パパ「他にも『ナベが空から降ってきて人をさらった』っていう神隠し伝説とか、羽咋市の正覚院っていうお寺の『気多古縁起』っていう巻物には自在に空を飛ぶ物体が出てくるねん」
ユイリちゃん「何個もそういうお話が残ってるんだ?それは信ぴょう性が高いね」
パパ「こういった色んな飛行物体の伝承が多数残ってることから過去にUFOが来てたんじゃないかってなんてUFOの町になったんやって」
ユイリちゃん「そういうお話がいっぱいあるなら本当にUFO来てそうだね」
パパ「ちなみにこれがそうはちぼん」
ユイリちゃん「たしかにUFOっぽい形や。これはホンマにUFOだったのかもね」
パパ「さて、羽咋駅にはUFOモニュメント以外にも面白いものがあるで。それがこのジャーン石!」
ユイリちゃん「ジャジャーン!」
パパ「彫刻家『馬渕洋さん』の作品なんやって」
ユイリちゃん「すごいインパクトだね」
パパ「ジャーン石の近くにはズズズ石も!」
ユイリちゃん「ズズズズズズズズ!」
パパ「ちょっと離れた場所にドドド石とゴゴゴ石もあるので、羽咋に来たらぜひジョジョ立ちして写真撮りたいね!」
ユイリちゃん「たしかにジョジョっぽい!」
パパ「では目的地のコスモアイル羽咋へ!羽咋駅から15分ほど歩くと現れるUFOの形の建物が宇宙博物館コスモアイル羽咋や」
ユイリちゃん「めっちゃUFOの形してる!ロケットもあるね!」
パパ「コスモアイルはNASA特別協力の宇宙科学博物館!実際に宇宙開発のために製作された宇宙船や宇宙機材、本物の隕石などが多数展示されてるで」
ユイリちゃん「すごい本格的な場所なんだね」
パパ「ちなみに野外に展示されてるこちらはレッドストーンロケットというロケットで、一度打ち上げられた本物」
ユイリちゃん「これほんものなんだ!」
パパ「胴体はマグネシウム合金が使われていて野外展示でもほとんど錆びてないらしいで。もともとは弾道ミサイルとして作られていたので小型で、地球一周するほどの性能は無く、マーキュリー宇宙船の打ち上げで15分ほど弾道飛行しただけのものらしいで」
ユイリちゃん「なるほどー、長時間飛んでたってわけではないんだね」
パパ「先端の黒い部分は『宇宙カプセル』で、赤い部分が『脱出用ロケット』やねんて。何かトラブルがあったら脱出用ロケットを噴射して、宇宙カプセルを緊急脱出させて宇宙飛行士の命を守るそうやで」
ユイリちゃん「はえー」
パパ「人類の宇宙開発や惑星探査活動の歴史、そしてUFO現象に関する研究などなど、宇宙ファン必見の展示目白押しの施設や!」
ユイリちゃん「絶対面白い施設じゃん」
パパ「また千里浜で砂に関するイベントをやるらしくて、製作途中のポップな砂像も飾られてたわ」
ユイリちゃん「おー、かわいいね。まぁ早く入ろう」
パパ「施設に入場すると車がお出迎え!こちらはアポロ・ルナローバーって言って、アポロ15~17号で使用された月面車。36ボルトの電池2個で動いて、最高時速は16kmなんやって。本物は月面に放置されてるはずなので、展示されてるこちらは多分レプリカやね」
ユイリちゃん「本物は月面にあるんだね」
パパ「ちなみに座らせてもらうこともできるで!」
ユイリちゃん「いい座り心地だった!これでコンビニとか行きたいね!」
パパ「では展示室に入場!入場料は500円」
ユイリちゃん「やすい!帰りにお土産買って貢献しよう!」
パパ「最初に現れる宇宙船はマーキュリー宇宙船!旧ソ連に宇宙開発で遅れを取っていたアメリカがNASAを設立して宇宙に人を送り込む、マーキュリー計画で開発された宇宙船や」
ユイリちゃん「これがNASAの最初の宇宙船ってわけね」
パパ「さきほどのレッドストーンロケットの先端の黒い部分の宇宙カプセルがこれやね。レッドストーンロケットとアトラスD型ロケットに装着されて宇宙に行ったんやって」
ユイリちゃん「そういえば先っぽにこんなのついてたね」
パパ「内部は人間が乗ると身動きできないほど狭くて宇宙飛行士の体格は身長1.8m以下、体重82kg以下に制限されてたんやって」
ユイリちゃん「私なら広々使えるね」
パパ「ユイリちゃんの天職は宇宙飛行士かもなぁ」
ユイリちゃん「フフフ、英語勉強しよ!NASAに就職や!」
パパ「計器類もすごくリアルに再現されてるね!外壁とか宇宙服とか計器とかは実物と同じ材料で作られてるんやって」
ユイリちゃん「すごい!ガンダムのコクピットみたい!」
パパ「まぁ、ガンダムのコクピットが宇宙船の操縦席っぽくしてるんやけどね」
パパ「こちらはボストーク宇宙船!旧ソ連のガガーリンによる人類初の有人宇宙飛行に使われたのがボストーク宇宙船や」
ユイリちゃん「地球は青かった!」
パパ「そう、その名言の人やね」
パパ「これに先立つ人類初の人工衛星、スプトーニク1号の打ち上げとガガーリンの人類初の有人宇宙飛行により旧ソ連は宇宙開発競争で世界のトップに立ったんや。これに対抗したアメリカの宇宙飛行計画がさきほどのマーキュリー計画やね」
ユイリちゃん「宇宙開発の歴史はソ連とアメリカの歴史なんだね」
パパ「帰還の際は海に着水させるのが安全とされてたけどソ連の周囲の海は氷の海なので陸に落とす方法が採用されたんやけど、着陸時の衝撃に宇宙飛行士は耐えられないので、高度7000mから宇宙飛行士が飛び出して、パラシュートで帰還する方法を取ってたんやって」
ユイリちゃん「ダイナミックな帰還!」
パパ「宇宙からのスカイダイビングな感じやね」
ユイリちゃん「めっちゃ楽しそう!」
パパ「いやいや、命がけやでw」
ユイリちゃん「フフフフフ」
パパ「展示されてるこのボストーク宇宙船は実際に宇宙から帰還した実物なんやって。大気圏再突入時の摩擦熱の焼け跡とか地表に激突した時の傷跡とかも見れるで!」
ユイリちゃん「すっごい傷あるね!リアルな傷加工かと思ったら!」
パパ「プラモデルちゃうねんからw」
ユイリちゃん「ハハハ」
パパ「こちらはルナ・マーズローバー。NASAが月面や火星の走行を想定して開発したプロトタイプで、何度も実験された本物なんやって。モーターが車体じゃなくてタイヤに取り付けられてて、独立駆動する四輪タイヤでどんな地形でも小回りの利いた操作ができるんやって」
ユイリちゃん「コンビニ行くのにちょうどよさそうや」
パパ「いや、なにがちょうどいいねん。めっちゃ邪魔やろw」
ユイリちゃん「フフフフフ」
パパ「こちらは旧ソ連のモルニアサテライト。1965年から1972年に打ち上げられた当時最大級の人工衛星。地球の1/6を占める旧ソ連全域にラジオとテレビの同時放送を可能にしたんやって。でも中心部には偵察用のカメラがついてて、冷戦当時の時代背景がうかがえるね」
ユイリちゃん「真ん中からビームとか出そう」
パパ「ロボアニメの兵器とかでありそうやね」
ユイリちゃん「そうそう」
パパ「展示してあるモルニアサテライトは旧ソ連がバックアップとして制作した本物なんやって」
ユイリちゃん「こうしてみるとそんなに大きくはないんだね、人工衛星って」
パパ「機材以外の貴重な宇宙関連資料も展示されてるで。これはガガーリンの人類初の宇宙飛行を記念して製作されたメダルなんやって」
ユイリちゃん「フフフ、めっちゃこっち見てはるわ」
パパ「こちらはアポロ司令船。アポロはご存じ、NASAが月に人を送り込むアポロ計画のことで、そのための宇宙船の先端に位置するのがこの司令船」
ユイリちゃん「アポロチョコレートって何か関係あるん?」
パパ「そうそう、アポロチョコレートの三角形の形はこのアポロ宇宙船から取られたんよ」
ユイリちゃん「はえー、そうなんだ。著作権とかどうなってるん?」
パパ「いや、それは知らんけど、アポロっていう名前自体は、アポロ宇宙船よりも前から明治チョコレートは商標登録してたんよ」
ユイリちゃん「え、そうなん!?」
パパ「そうそう、アポロチョコレートのアポロは太陽神のアポロンから取ったんやって。で、アポロ宇宙船が有名になったから、その形をイメージしたチョコレートに前から登録してたアポロって名前をつけたんやって」
ユイリちゃん「そうなんだ!全然知らなかった!勉強になったわ」
パパ「これ覚えといて。合コンとかのネタに使えますよこれ」
ユイリちゃん「フフフ、私いかへんし」
パパ「地球から月までの38万km、時間にして6日間をこの司令船の中のみで過ごすんやって。3人で過ごすには小さく見えるけど、無重力やと結構広く感じるそうやで。シャワーもトイレもないので、濡れタオルで体を拭いたり、携帯トイレをつかってたそう」
ユイリちゃん「うわぁ、臭そう」
パパ「まぁ、換気はめちゃくちゃしてるやろうけどね」
パパ「ちなみに展示されてるアポロ司令船は、実際のものや同じ素材を用いて再現されたモックアップ」
パパ「こちらは本物の宇宙食。紅茶はチューブでお湯を入れて飲むんやって。カリフラワーもお湯を入れてもどしてから食べるんやって。電子レンジに入れて温めて食べるものもあるそう」
ユイリちゃん「結構グルメに色々食べられるんやね!おしゃれなものばっかや」
パパ「普通に家で食べてみたいよな」
ユイリちゃん「宇宙眺めながら飲む紅茶はおいしいだろうね」
パパ「こちらはRL-10ロケット。アメリカが開発した初の液体水素型ロケットエンジンで、液体水素と液体酸素による現時点で最高の推進力を持つエンジンや。アポロを打ち上げた『サターンV』や、日本の『H-ⅡA』や『H-ⅡB』などの有名なロケットの推進剤に使われてたんやって。ここに展示されてるのはNASAが実験に使用していた本物」
ユイリちゃん「ガンプラで百回は見た形」
パパ「たしかに、ガンダムのスラスターはだいたいこの形やんな」
ユイリちゃん「フフフ、そうそう」
パパ「この帽子はヘルメットの下に着用する通信用のアッセンブリーで、耳の部分に受信用のスピーカーが入ってるんやって。スヌーピーに似てるからスヌーピーキャップって呼ばれてるそうやで」
ユイリちゃん「スヌーピーに似てるの?よくわからないからちょっと被ってみて」
パパ「いや、ガラスケースに入ってるし」
ユイリちゃん「ぶち破って」
パパ「めっちゃ怒られるから」
ユイリちゃん「フフフ」
パパ「展示されてるこのスヌーピーキャップはアポロ8月のジェームズ・A・ラベルJrが使ってた実物やって」
ユイリちゃん「あー、たしかにちょっとスヌーピーっぽいかも」
パパ「これはメタルプラスチックといって、太陽光線を防いで温度が上がらないようにできる素材現在はサバイバルやレスキューで人体を保つためのシートに使われてるんやって。こういう宇宙開発の中で新たに開発された新素材や新技術を『スピンオフ』というんやって」
ユイリちゃん「スピンオフって漫画の番外編とかじゃないの?」
パパ「意味は同じやで。要はメインのものから派生した副産物っていうのがスピンオフの意味やから」
ユイリちゃん「なるほどですね」
パパ「宇宙飛行士はオメガスピードマスターっていう時計を付けてるそうで、月に行った本物のオメガの隣には巨大なオメガの展示物が!」
ユイリちゃん「おー、巨人の時計や」
パパ「現在も電池式と液晶タイプの時計は太陽光線や紫外線で使えないので、手巻きの時計が使われてるんやって」
ユイリちゃん「なるほど、そうなんだ。宇宙空間って大変だね」
パパ「こちらはボイジャー惑星探査機。地球から最も遠い人工物やね」
ユイリちゃん「ほうほう、宇宙のかなたにいるんだね」
パパ「木星、土星、天王星、海王星の4惑星に接近して、天体望遠鏡では観測できない重要な情報をいくつも観測したで」
ユイリちゃん「すごー。海王星生で見てみたい」
パパ「この展示物はボイジャー2号モデルで、アンテナとか一部の素材は実際に使用されたものなんやって」
パパ「ちなみにその近くにはボイジャーに取り付けられたゴールデンレコードも展示されてるで」
ユイリちゃん「あ、これ知ってる!」
パパ「ゴールデンレコードにはいつか地球外生命体に地球の存在を知ってもらうために地球の生命や文化を伝える画像や音が収められてるねん。どんな情報が入ってるかを閲覧することもできるで」
ユイリちゃん「はえー、写真とかも入ってるんだ。初めて中身知ったわ」
パパ「ゴールデンレコードの表面の図形はゴールデンレコードの使い方を記してるんやって」
ユイリちゃん「そうなんだ。ただのデザインじゃなかったんだ」
パパ「ちなみに展示されてるこのゴールデンレコード、世界にたった一つしかない本物の「原盤」なんやって!」
ユイリちゃん「えー、めっちゃすご!欲しい!」
パパ「こちらは船外活動用宇宙服!宇宙服は最小の宇宙船と言われてて、宇宙の厳しい環境に耐えるための色んな工夫があるで」
パパ「例えば月面の日向150℃、日陰-100℃の凄まじい温度変化に耐えられるよう、宇宙服内部の細かいパイプに温水が流れて温度を一定に保ってたりとか、太陽の紫外線を直接浴びると10分で失明するんやけど、これを防ぐためにバイザーに「純金」を薄く張って紫外線を遮断したりしてるんやって」
ユイリちゃん「宇宙こわー。私宇宙では暮らせないわ」
パパ「ちなみに展示されてるこちらはアポロ17号モデルのレプリカ。外側の素材は実物と全く同じものやから見た目は本物と一緒や」
ユイリちゃん「宇宙服カッコいいね。これ着てコンビニ行きたいわ」
パパ「船内服も展示されてるで。最後に月面から帰還したアポロ17号の船長、ユージン・サーナン宇宙飛行士が実際に着ていたものをサーナン宇宙飛行士から特別に許可をもらって展示してるで」
ユイリちゃん「サンキュー、サーナン!」
パパ「こちらの青い服はスペースシャトル時代に使われていた船内服」
ユイリちゃん「青色もカッコいいね」
パパ「こちらはアポロ月面着陸船。上段部分には宇宙飛行士が2名乗り込み、下段部分には月面車が収納されてるんやって。地球に帰還するときは宇宙船の重量を軽くするために月面着陸船は月に捨ててるんやって。月面着陸船は現在6台が月に捨てられてるんやって」
ユイリちゃん「へー、天体望遠鏡で月面の着陸船見えたりするんかな」
パパ「ちなみに展示されてるものはアポロ17号のものをモデルにした実物大の模型や。赤、金、銀のシートは本物と同じ素材だそうやで。宇宙飛行士もおって、月面に降りたシーンのジオラマっぽく再現されてるで!」
ユイリちゃん「等身大ジオラマだね」
パパ「月面の写真もあるで。熱心に眺めるユイリちゃん」
ユイリちゃん「はえー、これが月かーってね」
パパ「こちらは月の土」
ユイリちゃん「普通の砂利みたいやね」
パパ「月の土には含水鉱物が全く含まれてないので、月には海はなかったと考えられてるで」
パパ「こちらは月面探査機ルナ24号。人類初の月面着陸を成功させたのはアメリカのアポロ計画やけど、最初に無人探査機を月に送り込んだのは旧ソ連。そのルナ計画で打ち上げられた24機目の月面探査機がこのルナ24号」
ユイリちゃん「24機も打ち上げたんだ? ソ連頑張ったね」
パパ「展示されてるルナ24号は本物のバックアップ機で、完全な形で地球に残っているルナは展示されてるこれが最後の一機なんやって」
ユイリちゃん「めっちゃ貴重!もらっていこう!」
パパ「こちらはLE-5エンジンと言って、日本が開発した実用ロケットエンジン。液体窒素と液体水素を推進剤にした日本初の実用ロケットエンジンで、衛星の打ち上げ能力を大幅に向上させたんやって」
ユイリちゃん「日本も頑張ってるね」
パパ「謎に上から目線やなw」
パパ「こちらはバイキング火星着陸船。火星の表面に川が流れていた痕跡があったので、火星に微生物が存在するかどうかを調査するために送られたのがこれ。史上初の地球外生命体の発見に期待されたけど、残念ながら生命体の存在を確認はできなかったんやって」
ユイリちゃん「そうなんだ、残念」
パパ「ではこの流れで地球外生命体、宇宙人についての展示を見ていこう!」
ユイリちゃん「やったね!楽しみにしてた!」
パパ「コスモアイルには数多くのUFOの写真や、宇宙人事件の写真が展示されてるで」
ユイリちゃん「おー、UFO大好き!」
パパ「面白かったのがこれ!ロズウェル事件で解剖された宇宙人!」
ユイリちゃん「やばー! グロロー!」
パパ「ロズウェル事件っていうのは1947年にアメリカのロズウェルにUFOが墜落したっていう事件。その時のUFOから回収された宇宙人を解剖したっていう動画が出回ったんやけど、それを再現した模型やね」
ユイリちゃん「闇の深い動画だね」
パパ「ちなみにその動画結局フェイクやったんやけどね!」
ユイリちゃん「フェイクなんかい!」
パパ「ただロズウェル事件自体は真偽不明。この模型はその出来事を特集したフジテレビの番組で使われた模型なんやって」
パパ「こちらはメガラニア・プリスキアっていう恐竜の模型。高校生から寄贈されたものなんやって」
パパ「なんか変わったスタイルの恐竜やね」
ユイリちゃん「かわいいね!アルマジロみたい!」
パパ「通路に居たのは…宇宙人のマネキン!」
ユイリちゃん「なんかこわー!」
パパ「階段の曲がり角の死角におったから人が座ってるんかと思ってめっちゃびっくりしたわ!」
ユイリちゃん「宇宙人さんハロー」
パパ「これはマスコットのサンダー君なんかな?特定の時間になるとこのサンダー君の着ぐるみが館内に現れるそうやで!」
ユイリちゃん「動いてるところ見たかったなぁ」
パパ「UFOと言えば月刊ムー!三上編集長の等身大ポップがあるで!その周辺はムー展示エリアみたいになってて、一気にオカルト臭が!笑」
ユイリちゃん「いいねいいね!」
パパ「例えばこちらは月刊ムー編集部がロズウェル事件現場で回収した謎の金属片!三上編集長がコスモアイル羽咋に寄贈したんやって」
ユイリちゃん「こんな小さいものよく見つけたね」
パパ「こちらはUFO探知機!UFO接近による地場の変化をとらえることができるんやけど、周辺の磁気変化や電気機器の影響を受けてしまうんやって」
ユイリちゃん「それは使いにくすぎるやろ!」
パパ「映像コーナーではUFOに関する様々な研究の動画が見れるで。時間があったらこれもゆっくり見たかったな」
パパ「あと隕石もあった!この隕石は世界最大かつ世界最古のクレーター、「フレデフォートクレーター」の隕石のかけらなんやって。ほぼ鉄でできてるらしい」
ユイリちゃん「はえー、宇宙に鉄があるんだ」
パパ「他にもお客さんのUFO発見談とか、極厚のUFOに関する資料とかもあった!これも時間あったらもっと見たかったなぁ」
ユイリちゃん「こういうのロマンあるね。じっくり読みたかったね」
パパ「展示エリアはそんな感じ。他にも魅力的な展示はたくさんあったし、やっぱり実物を見れるのはすごく面白くていい体験やったわ。金沢に来たらぜひ一時間電車に乗って行く価値のある施設やで!」
ユイリちゃん「私、もう一回行きたいわ!」
パパ「ちなみに展示室の外も面白い展示が多いで。例えばコスモアイル羽咋の館長室!」
パパ「これはスペースシャトル『コロンビア号』の耐熱タイルの破片!なんでも鑑定団で400万って鑑定されたんやって」
ユイリちゃん「売ろう!」
パパ「こちらはトム・ハンクスが映画『アポロ13』で宇宙服を保管してたケースなんやって。どうやってゲットしたんやろ?」
ユイリちゃん「でもケースだし…」
パパ「あとこの施設で特にすごいのがコスモシアター!プラネタリウムのドームスクリ-ンで宇宙に関する動画が上映されるんやけど、目の前いっぱいに広がる宇宙の映像はめちゃくちゃ壮大!」
ユイリちゃん「すごかったね!宇宙って神秘だよね。宇宙ってなんなんだろうね」
パパ「というわけでコスモアイル羽咋はそんな感じの場所!金沢から電車で一時間ほどで行けるし、ぜひ遊びに行ってみて!」
ユイリちゃん「私、もう一回行きたいわ!」
パパ「機材だけじゃなくて色んな資料とか映像とか見れるから時間たっぷり取っていったほうが楽しめるで!」
ユイリちゃん「ほんと、私もう一回行きたい!」
パパ「しつこ!!」
パパ「最後に二日間の金沢旅行で買ったお土産がこちら!捕獲された宇宙人Tシャツがお気に入り!」
ユイリちゃん「UMAのペーパークラフトもかわいかったね」
パパ「あと隕石も買ってみた!」
ユイリちゃん「なんかロマンあるよね!」
パパ「ちなみに500円くらいやった。安く大量に売れるって、隕石っていっぱい地球に落ちてるんやねぇ」
パパ「最後にユイリちゃんの撮影風景をパシャリ」
ユイリちゃん「うわー、大変そう。頑張って」
パパ「ではまた次回のおでかけで会いましょう!次回のYouTube生配信は12月30日の21時から!上海旅行をお届け!それでは」
パパ&ユイリちゃん「さよなら、さよなら、さよなら!」
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