パパ「さて、今回は本格的な上海観光をお届け!」
ユイリちゃん「今回はめっちゃ海外を感じられるおでかけだよね」
パパ「そうやね。上海の中心地をめぐって豫園とか外灘(ワイタン)みたいなメジャー観光地を巡ったで。あと海外らしく実銃の射撃もしてきた」
ユイリちゃん「いいね!めっちゃ海外やん!」
パパ「では三日目の上海の朝!」
ユイリちゃん「三日も居たらもう地元みたいなもんやね」
パパ「まずは実銃射撃もやりに行こう!電車で上海の中心地まで移動するで」
ユイリちゃん「お、なんかアニメの広告ある」
パパ「これはアークナイツっていうソシャゲの広告やね」
ユイリちゃん「へー、日本の駅みたいだね」
パパ「ちなみにアークナイツは中国製のゲーム。人気のソシャゲはほとんど中国製か韓国製やんな」
パパ「で、上海の中心地に到着!」
ユイリちゃん「おー、ガンツあるやん!」
パパ「真ん中の黒い球体?あれなんなんやろね。夜はスクリーンになってるみたいやった」
パパ「上海らしく、なかなかサイバーパンクな建物もあったわ」
ユイリちゃん「ビルの上に屋敷がある!ウソみたいな光景やね」
パパ「六本木ヒルズもあったわ」
ユイリちゃん「フフフ、ちいさい六本木ヒルズやなぁ」
パパ「ここは団地なんやけど、こういう地元住民の生活が感じられる場所好き」
ユイリちゃん「海外に来たって感じするね」
パパ「そして実銃射撃場へ!上海には実銃射撃場が二か所あるっぽいんやけど、今回訪れたのは東方射撃館」
ユイリちゃん「めっちゃ街中にあるんだね」
パパ「街中にあるんやけど射撃するところは地下にあるから、音は外には聞こえなかったわ。地上に出てる建物は小さいけど、地下にはかなり広い空間が広がってるで」
パパ「さてまずは受付でどの銃を撃つか決めるで」
パパ「このお店で撃てる銃のメニューがこちら。銃ごとに弾の値段が違うねん。例えばベレッタは10発で3000円。中国式AK47は10発で2600円。グロックはめっちゃ高くて50発で36000円」
ユイリちゃん「はえー、全然銃詳しくないからよくわからないけどどれでも一緒でしょ」
パパ「というお客様のために、お得なセット商品もあったので今回はそのセットにしたで。拳銃のベレッタ、ライフルのMP-161K、中国製大口径リボルバーの三種類を楽しめて5,6000円やったかな」
ユイリちゃん「へー、一通りの種類の銃が撃てるの良いね」
パパ「その三種類にプラスして中国製AK-47の56式も体験したわ」
ユイリちゃん「フフフ、めっちゃ撃つやん」
パパ「撃つ銃を決めたら射撃場待合室に降りるで。射撃のでっかい音が響き渡ってたわ」
パパ「待合室に隣接してるのは実銃の射撃場じゃなくて、エアガンかなにかの射撃場やったかな」
パパ「実銃の射撃場は待合室からさらに区切られてて、自分の順番が来たら撃ちに行く感じ。射撃場の中では写真撮影禁止。空薬きょうの持ち帰りも禁止」
ユイリちゃん「厳重だね。そりゃそうか。鉄砲だもんね」
パパ「射撃場の中で撮影はできへんけど、待合室にカメラがあって、射撃場の中の様子を見ることはできるで」
ユイリちゃん「おー…ちょっと緊張するね」
パパ「で、撃ってきました!ちなみに標的の紙は持ち帰れるで。これが拳銃のベレッタで撃った的。ちなみにベレッタは競技用でよく使われてるモデル87ターゲット」
ユイリちゃん「おー、ちゃんと真ん中の赤いところに当たってるね!やるじゃん!」
パパ「ジョン・ウィック何回も見てイメトレしてたからな!余裕よ!」
パパ「こちらがライフルのMP-161K」
ユイリちゃん「ライフルは綺麗な丸型の穴が開くんだね。銃こわー」
パパ「こちらが中国製大口径リボルバー。東方大口径リボルバーとかそんな感じの名前の見たことも聞いたことも無い銃やったな」
ユイリちゃん「明らかに穴が大きいね!弾が大きいんだね。というか右上の穴、横向きに破れてるんだけど、どうやったのよw」
パパ「弾の軌道を空中で曲げたんやで…!」
ユイリちゃん「ハイハイ」
パパ「こちらが中国製AK-47こと56式自動歩槍。有名なAK-47はライセンスを解放してるから各国がコピー品を作っていて、この銃はその一つ」
ユイリちゃん「それで、初めて鉄砲を撃ったご感想は?」
パパ「銃を握った時はめっちゃ緊張したけど、撃ってからはたいしたことなかったなw多分安全のために火薬がだいぶ減らされてるわ。反動も音もたいしたことなかったな。銃も器具でほとんど固定されてるような状態やったし」
ユイリちゃん「ほほー、そうなんだ。やっぱり銃を撃つならアメリカとかのほうがいいんじゃない?」
パパ「せやね。韓国も一応銃を撃てるみたいやけど、近場のグアムとかのほうがいいかもね」
パパ「東方射撃館は銃だけじゃなくて色んな射撃が遊べる施設やねん。例えばこれは自分で歩けるVRの射撃ゲーム」
ユイリちゃん「こっちのほうが面白そうじゃん!」
パパ「でもなんか埃被ってたわ」
パパ「あとクレー射撃のゲームもあったな」
パパ「そんで500円でアーチェリーができたのでこれも体験してきた!」
ユイリちゃん「アーチェリーいいね!安いし!」
パパ「アーチェリーは一回だけやったことあるんやけど、めっちゃ腕がしんどかったわ」
ユイリちゃん「つむじ見えてる」
パパ「見えてるからなんやねんw」
パパ「どや、かっこいいやろ」
ユイリちゃん「かっこいいのはいいけどちゃんと的に当たってるの?」
パパ「全然ダメでした…」
ユイリちゃん「真ん中の黄色のところに一本も当たってない…!」
パパ「射撃場はそんな感じ!続けて豫園に行こう!」
パパ「豫園にはタクシーで行くで。途中で見つけた建物がめっちゃかっこよかった。イベント展示場やねんて」
ユイリちゃん「ドルパとかできそうだね」
パパ「そして豫園に到着!」
ユイリちゃん「I LOVE 豫園!」
パパ「豫園は昔の中国の庭園で、その周辺に屋台とかショッピングエリアが広がってる観光施設や」
パパ「めっちゃ雑に言うと、超でかい浅草って感じ」
ユイリちゃん「めっちゃ雑!でもそんな感じだよね」
パパ「豫園は歴史ある庭園やけど、周辺のショッピングエリアの建物は比較的新しそう」
パパ「建物は新しそうやけど雰囲気のある形してるから、ユイリちゃんの衣装との親和性は高いね!」
ユイリちゃん「ほんとだ。いい感じやん」
パパ「じゃあ、まずは豫園に行く前にショッピングエリアを観光しよか」
パパ「こちらが豫園の全体地図。左側が屋台エリア。中央がショッピングエリアの豫園商城。最初ここを豫園やと勘違いしてた。たしかにここもひっくるめて豫園って呼ぶんやけど、正確には右側の豫園庭園が豫園。ちなみにこの地図で見るよりはるかに広い!」
ユイリちゃん「だいぶデフォルメされた地図だね」
パパ「さて、ショッピングエリアでおもちゃ屋を発見したので入ってみるで!」
ユイリちゃん「フフフ、まずおもちゃ屋なんだ。心はいつまでも少年!」
パパ「ガンプラ売ってたわ。海賊版じゃなくて安心した!」
ユイリちゃん「まぁ、観光地だしね」
パパ「猫カフェもあったで」
ユイリちゃん「猫先生の家って名前なんだ!いい名前だね!にゃんこ先生!」
パパ「屋台エリアは浅草の仲見世通りって感じかな」
パパ「焼き鳥も売ってた!ここで買い食いするのも楽しいかもね」
パパ「こんないかにも中国なものが売ってるお土産屋さんも」
ユイリちゃん「このお店のおばちゃんがなんか私に話しかけてたよね」
パパ「ああ、ユイリちゃんのことカワイイって言ってたね。日本語でKAWAIIって言ってたな」
ユイリちゃん「フフフ、照れるぜ」
パパ「しかし中国の人は赤と金が好きだね」
ユイリちゃん「私の服とおそろいだね」
パパ「ここで写真撮ってたら白人の外国の人に話しかけられたわ。なんて言われたかわからんかったけど」
ユイリちゃん「外国の人はめっちゃ話しかけてくれるよね。何言ってるかわからないけど」
ユイリちゃん「え、左の人たちにめっちゃ見られてるんやけどw」
パパ「まぁ、そりゃ見るよねw俺でも見るよ」
パパ「散策してると金ぴかの建物発見!」
ユイリちゃん「おー、輝いてる!」
パパ「多分貴金属店かな?」
ユイリちゃん「まぁ、この見た目で貴金属売ってないのはウソだよね」
パパ「では豫園エリアの観光地の一つ、上海城隍廟(しゃんはいじょうこうびょう)に行ってみよう!」
パパ「上海城隍廟は実は地元では豫園庭園よりも有名な観光地。タクシーで豫園と伝えるよりも上海城隍廟って言ったほうが伝わるとか」
ユイリちゃん「へー、そうなんだ」
パパ「上海城隍廟は中国の宗教、道教の重要な寺院」
パパ「600年の歴史を持つパワースポットなんや」
パパ「漢代の将軍・霍光(かくこう)を祀ってるんやって。道士の人たちがお経の読み上げみたいなことやってたわ」
ユイリちゃん「ほかの国の宗教って幻想的でいいね。映画みたい」
パパ「上海城隍廟に来たら日本のお寺と同じように線香を買って火をつけるで」
ユイリちゃん「賢くなぁれ!賢くなぁれ!」
パパ「お堂にはこういう像が10体くらい並んでるので、現地の人の作法にならってお参りしよう!」
ユイリちゃん「なんか正座してお辞儀してたね」
パパ「赤い布が括られた木片みたいなのが天井と壁いっぱいにあるお堂もあったわ。絵馬的なやつなんかな?」
ユイリちゃん「おー、すごい光景だね。海外の宗教って感じ」
パパ「屋根の装飾がめちゃくちゃかっこよかったわ」
ユイリちゃん「おー、ほんとだ!日本の寺に比べるとかなり装飾にこだわってるよね。中国の人は派手好きだよね」
パパ「上海城隍廟はそんなに広くなくてサクっと見終われるから、豫園に行ったらぜひついでに見に行ってみて!」
パパ「ちなみに入場料は200円くらいで安めやで」
ユイリちゃん「やっすい!」
パパ「さて、お昼時なので豫園庭園に行く前に腹ごしらえしよう!」
ユイリちゃん「待ってました!」
パパ「今回訪れたのは上海老城隍廟小吃広場。三階建ての大型フードコートや」
ユイリちゃん「ジャスコ(死語)より広い!」
パパ「並んでる料理を自由に取っていって、最後に会計をして自席で食べるシステム。現物を見れるので安心やし、値段も一皿500円くらいで安いで!」
ユイリちゃん「自由に取っていっていいんだ!なんかワクワクするね!」
パパ「上海グルメを一度に楽しめるので、食べたいものがたくさんあるならここに行くのが手っ取り早いと思うで!」
パパ「いっぱい取ってきた!なんでもあるから、中国料理はここで完結できそうやな」
ユイリちゃん「おー、壮観だね」
パパ「こちらもりもり炊き込みご飯!中には角煮が入ってたかな」
ユイリちゃん「日本昔話みたいなご飯やね!」
パパ「こちらは竹で炊いたチャーハン」
ユイリちゃん「チャーハンは外せないよね」
パパ「春巻きにギョーザにエビフライ!」
ユイリちゃん「定番の中華って感じ!」
パパ「これは超熱々の肉汁のつまった小籠包。ストローで肉汁をすするみたいやけど熱すぎて無理ゲーだった」
ユイリちゃん「はえー、こんな料理あるんだね。初めて見た」
パパ「これは杏仁豆腐やけどめっちゃ可愛くない?」
ユイリちゃん「うさぎだ!食べるのもったいないね。見たことない食べ物もいっぱいあって楽しいね!」
パパ「上海でしか食べられない料理をいっぱい食べられたね」
パパ「では腹ごしらえも完了したし、豫園の庭園に行こう!」
パパ「豫園の入り口前には池があって、絶好の撮影スポットになってるで!」
パパ「特に池にかかるジグザグの橋、『九曲橋(きゅうきょくばし)』は人気で橋の上は人が居すぎてジグザグなのかどうかも分からんほど!」
ユイリちゃん「よく橋崩れないよね」
パパ「ちなみに人間はジグザグに進めるけど悪霊はまっすぐにしか進めなくて端から落ちてしまうからジグザグにしてるんやって。そして9は最大の数字やから効力も最大って意味があるらしい」
パパ「夜はライトアップされるらしいので、時間ある人は夜に見に来るのもいいかも」
ユイリちゃん「そうなんだ。夜も見たかったなぁ」
パパ「この細い金具は昔の中国の建築特有の窓を止める金具なんやって」
パパ「屋根にいるのはなんやろね? 犬? 麒麟?」
ユイリちゃん「かわいい!」
パパ「奥にある建物『南翔饅頭店』は創業100年以上の上海で一番人気のある小籠包。いつも大行列らしいで。時間があるなら並んでたべてみるのもいいかもね。一応日本にも支店があるで」
ユイリちゃん「そうなんだ。でもやっぱり現地で食べたいよね」
パパ「ちなみにユイリちゃんの背後にある建物は140年の歴史を誇る上海最古の茶館『湖心亭』。一階は工芸品のショップに、二階は茶屋になってるそうやで」
ユイリちゃん「湖の上に建ってるのすごいね!当時の技術力!」
パパ「ちなみにここで写真撮ってるときに白人の女の子に声かけられて、ユイリちゃんの写真撮ってはったわ」
ユイリちゃん「ああ、なんか写真撮られたね。外国の人めちゃくちゃ声かけてくれてありがたいね」
パパ「その白人の女の子が彼氏にユイリちゃんの写真見せてたんやけど、彼氏はめっちゃ興味なさそうにしてたw」
ユイリちゃん「私の魅力はまだボーイにはわからへんか」
パパ「では豫園の庭園に入ろうか!入口の豫園岩が目印!入場料は700円くらい」
パパ「入ると最初に現れるのがこの海上名園って書かれた石碑。」
パパ「こちらが豫園の全体地図。約2万平方メートルの広さでかなり入り組んでて、適当に歩いてると道に迷っちゃうで。ゆっくり回ると二時間くらいかな」
ユイリちゃん「めちゃくちゃ広かったよね。足疲れちゃった」
パパ「ユイリちゃんはパパが抱っこしてるから全然疲れへんやろ」
ユイリちゃん「フフフ、ラクチンでしたわ」
パパ「そろそろユイリちゃん自分で歩けるようになってくれると楽なんやけどなぁ」
ユイリちゃん「フフフ、無茶ですね」
パパ「ちなみに豫園は1956年に半分に分割されて、その半分がさっきまで歩き回った商業エリアやねん。だからもともとの豫園はさらに倍の大きさやったんやで」
ユイリちゃん「めちゃくちゃ広いね!王様のお庭だったのかな?」
パパ「豫園は16世紀の明王朝の時代の役人が両親のために作った庭やねん」
ユイリちゃん「え、めっちゃ親孝行!」
パパ「故郷を懐かしんでた両親を喜ばせるために18年かけて作られたんやって」
パパ「豫悦老親っていう中国の言葉があって、年老いた親を喜ばせるっていう意味があるんやけど、豫園の名前の由来はそこにあるんやって」
ユイリちゃん「めっちゃ素敵な名前やん!」
パパ「ちなみに豫園って言う名前自体は楽しい園っていう意味」
ユイリちゃん「確かに歩いてると楽しくなってくる!」
パパ「一時期は管理者が居なくて荒れてたんやけど、18世紀に修復されて、今の豫園の姿になったんやって」
ユイリちゃん「すごく歴史が長いね」
パパ「400年の歴史があるからなぁ。なので400年前の中国の姿を見ることができるで」
パパ「太湖石っていう中国ゆかりの岩とか森林とか湖とか、色んな自然を楽しめるのが魅力的!」
パパ「絵になるスポット目白押しなので、インスタ映えを狙う若い女の人もたくさんおったで」
ユイリちゃん「どこで撮っても絵になるよね」
パパ「豫園の白壁には龍がいて、龍壁(ロンビー)って呼ばれてるで」
ユイリちゃん「おお、ドラゴンウォールやね!かっこいい!」
パパ「よく見ると龍は玉をくわえていて、龍の顎の下にはカエルが。龍は玉が好物で、垂らしてしまったよだれをカエルが待ち構えてるんやって」
ユイリちゃん「ヒゲとかすごいね!細い!見事な彫刻だね」
パパ「龍は皇帝の象徴で臣下は装飾に使うことができないんやけど、本来五本指の龍の爪を四本指にすることでこれは龍じゃないって説明したって逸話があるんやって」
ユイリちゃん「はえー、それで許されるんだ。結構ゆるいんだね」
パパ「龍は全部で五体いるそうなので、全部探してみるのも楽しいかもね」
パパ「ちなみにこの龍は中央の玉を奪い合ってるんやって」
ユイリちゃん「仲良くして」
パパ「いかにも中国!って感じの場所がいっぱい!」
ユイリちゃん「中華風の服買ってよかったね!」
パパ「豫園の感想としては日本庭園のような風情を楽しむというよりは情報量を楽しむって感じの庭園な気がするね。豪華な装飾とか」
ユイリちゃん「それが中国の庭園なんだろうね。国の違いが見れるのも面白いね」
パパ「どアップユイリちゃん」
ユイリちゃん「毛穴見えるからやめて」
パパ「鏡があったのでユイリちゃんとツーショット」
ユイリちゃん「あー、これ鏡撮ってたんだ。よく分からなくてカメラのモニター見てたわ」
パパ「この建物の透かしの文様とかめちゃくちゃ凝ってるよね」
ユイリちゃん「なんかラーメン食べたくなってくるわ」
パパ「岩の上にも建物が!」
パパ「建物は全部意味があるらしいで!これは雲の上に立つように建てられてるんやって」
ユイリちゃん「はえー。たしかに高いところにあったね。岩も雲みたいな形だね」
パパ「歴史的にも価値のある建物がおおくて、例えばこの点春堂は当時上海でかなりの勢力を持っていた反政府の秘密結社、小刀会が結成された場所なんやって」
ユイリちゃん「へー、そういう組織があったんだね」
パパ「ちなみにここまでで豫園は半分くらい。入り組んでるから実際の広さよりも移動距離はかなり長いw」
ユイリちゃん「情報量もすごいしね」
パパ「それまでとはちょっと景観が異なる竹林エリア。エリアごとに雰囲気がごろっと変わるのも豫園の魅力やね」
パパ「しかし水の色汚いな!」
ユイリちゃん「フフフ、循環してないね」
パパ「ここは豫園の中心にある会景楼。『豫園の中でも特に景観が美しい場所』っていう意味があるんやって」
ユイリちゃん「たしかに、ここは空間が広くて景色が広く見通せるね」
パパ「こういう穴の開いた壁が時々現れるんやけど、空間を区切ることで広く見せる工夫なんやって」
ユイリちゃん「なんか色んな形の穴があったよね」
パパ「ここは豫園で検索するとトップ画像として出てくる場所!」
パパ「この景色を見たくて豫園に来たので見れてよかった!」
ユイリちゃん「進んでも進んでもこの景色が現れないから無いんじゃないかとヒヤヒヤしたねw」
パパ「目の前の池にはスーパーサイヤ人みたいな後ろ髪のカモが」
ユイリちゃん「フフフ、ファンキーだね」
パパ「ユイリちゃんの右側にやたら大きい穴ぼこの岩があると思うけど、玉玲瓏(ぎょくれいろう)って名付けられた太湖石で、名石中の名石らしい」
ユイリちゃん「よく知らなかったからちゃんと写真撮らなかったねw」
パパ「この橋もなかなか面白いよね。岩で支えてるのとか」
ユイリちゃん「アイデア勝負の建築って感じのものが多いね」
パパ「なんかゲームに出てくる封印された扉みたいなやつ!」
ユイリちゃん「フフフ、キーアイテムを持っていくと周囲の文字が光って扉が開くんだね。エルデンリングで見た」
パパ「豫園はこんな感じ!ちょっと広すぎたな!」
ユイリちゃん「なんかどっと疲れた!」
パパ「見ごたえは間違いなくあるから、じっくり見たいならしっかり時間を取っていったほうがいいよ。軽く見るでいいなら30分くらいで終わるんじゃないかな」
パパ「ほかにも樹齢400年のイチョウの木とか、迷路みたいな回廊とかもあったで」
パパ「春はツツジやボタン、秋はツバキや梅と、季節ごとに咲く花が変わって景色が変わるのも魅力なんやって」
ユイリちゃん「そうなんだ。一年中楽しめるね」
パパ「ただクリスマスとか正月とかそういうイベントの時に来ると雰囲気を壊す野暮な装飾が施されてるから、雰囲気を味わいたかったらちょっと時期は考えたほうがいいかも」
ユイリちゃん「今回も奇妙なバルーンが飾られてて腰抜けたよねw」
パパ「ちなみに入場料は夏と冬は200円安くなるで!」
ユイリちゃん「そうなんだ、その時期はお客さんが少なくて安くして呼び込んでるのかな」
パパ「というわけで実は全部は見れてないんやけど、さすがに広すぎるからここらへんで豫園撤退や!」
ユイリちゃん「そうしよう!まだ上海で見たいところあるよ」
パパ「というわけで豫園から脱出して豫園に並ぶ著名観光地、外灘エリアへ行こう!」
パパ「商業エリアみたいなところではめっちゃ雰囲気のいいクリスマスグッズショップとか」
パパ「ウィッグショップとかあったわ。クリスマスショップとウィッグショップがやたら多かった」
パパ「と、外灘の有名なビル群、上海4大高層タワーが見えてきた!」
パパ「夜はこのビルがめっちゃ綺麗にライトアップされるねん。ここで写真撮ってたらなんか周囲の人たちも同じようにビル群の写真撮りはじめたわ」
ユイリちゃん「フフフ、真似されてるやん」
パパ「というわけで外灘の大丸百貨店に来たで!」
ユイリちゃん「え、中国に大丸あるんだ? すごー!」
パパ「上海新世界大丸百貨店のシンボルはこの螺旋エスカレーター」
ユイリちゃん「すご!回ってるエスカレーターなんだ!初めて見た!」
パパ「このビルにはオタク文化に特化したフロアがあって、目当てはそこ!」
ユイリちゃん「この等身大のフィギュアすごいクオリティだったよね!こんな商品あったんだね!」
パパ「悟空!」
パパ「ベジータ!」
パパ「そしてミホーク!」
ユイリちゃん「いやなんで真ん中ミホーク? ワンピースやん!」
パパ「アイアンマン マーク42!」
パパ「アイアンマン マーク43!」
パパ「ルフィ!」
ユイリちゃん「ミホークの隣に置いてあげて」
パパ「桜木花道!」
ユイリちゃん「中国でスラムダンクめちゃくちゃ人気だよね」
パパ「ブラックフリーザ!」
ユイリちゃん「こんなフリーザいたっけ?」
パパ「漫画にだけ出てくるんやって」
パパ「ピッコロ!」
ユイリちゃん「ピッコロさん、触覚が一本折れてる!」
パパ「あとめっちゃクオリティの高いフィギュアショップもあった」
パパ「この店すごかったね。」
パパ「この店で写真撮ってたら女性の店員さんが近寄ってきてめっちゃユイリちゃんガン見してたな」
ユイリちゃん「めちゃくちゃ見てたよねw恥ずかしかった」
パパ「これはガンプラだけど、展示の仕方がすごく凝ってた!」
ユイリちゃん「飛び出しててかっこいい!」
パパ「あとスクエニカフェもあったね」
ユイリちゃん「めっちゃ日本文化に染まったフロアだね。日本のアニメもゲームも人気なんだね」
パパ「そして外灘の有名なストリート、南京東路へ!」
ユイリちゃん「すっかり夜だね。ネオン綺麗だね!」
パパ「このストリートには全フロアアニメとゲームになってるオタクビルがあるねん。イメージとしては秋葉のラジ館かな。ちょっと寄ってみよう!」
パパ「土地がある中国だけあって、ビル内は結構広々としてるで」
パパ「店舗はバンダイの魂ネイションズストアとか、アニメイトとか、まるで日本!」
パパ「そもそも秋葉って名前の店があったw」
ユイリちゃん「めっちゃ日本好きやん」
パパ「ドールショップもあったわ。ボークスみたいにちゃんとドール用の服も売ってた」
ユイリちゃん「へー、すごいね!中国にボークスのドールは売ってるのかな?」
パパ「ユイリちゃんの写真撮ってたら日本語が話せる中国の人たちが声かけてくれて、その人たちもドールを持ってきてたわ。ドールファンは中国にもちゃんとおるんやね」
ユイリちゃん「ドールの魅力は世界共通!」
パパ「ちなみにゲームセンターがあったんやけど、景品は全機種謎のぬいぐるみやった笑」
ユイリちゃん「ほんとだ、なにこれ?w 中国で流行ってるのかな?」
パパ「エレベーターはどこでもドア」
ユイリちゃん「かわいいね!よく見ると後ろの絵も空き地だね」
パパ「ここにも猫カフェがあったわ」
ユイリちゃん「猫の数多くない?中国は人間だけじゃなくて猫も多いのか」
パパ「豫園からここまでずっと歩きっぱなしだったのでめっちゃ疲れたwちょっと休憩や」
ユイリちゃん「何万歩も歩いてる気がするね」
パパ「ではそろそろ外灘の有名な夜景を見に行こう!」
ユイリちゃん「後ろのビルすごいね!ラスボスの城みたい」
パパ「たしかに、このビル現代の魔王の城みたいやなw」
ユイリちゃん「フフフ、乗り込もう!」
パパ「外灘の有名な夜景はストリートの一番端にあるので、上海の中心街を軽く散策しながら夜景の場所を目指そう!」
パパ「ストリートはかなり長いので、横断する汽車風の車に乗れば楽に移動できるで。今回は足で移動するけどね」
ユイリちゃん「街並みゆっくり見たいもんね」
パパ「ストリートを少し進むと先ほどのネオンギラギラエリアから、上品でおしゃれな西洋風のエリアに変わるで」
パパ「なんでかっていうと外灘は19世紀から20世紀にかけてイギリスとアメリカの共同租界だったので、西洋の雰囲気を持つ建物がたくさん残ってるねん」
パパ「租界っていうのは中国の土地でありながら他の国が主権を持ってる地域のこと。まぁ、半植民地みたいな感じ」
ユイリちゃん「なるほどね。この建物とかビッグベン感すごいもんね。そういうことだったんだ」
パパ「ちなみに外灘っていう名称は『外国人の河岸』っていう意味があって、外灘の英語名のバンドもそれに由来して埠頭を意味するバンドって呼ばれてるねん」
ユイリちゃん「はえー、いろいろあった土地なんだね」
パパ「今はもう中国政府が全ての租界を回収して、外灘はおしゃれ観光地として生まれ変わってるで!」
パパ「ストリートを歩いてると面白そうなお店を発見したのでちょっと入ってみよう!」
ユイリちゃん「魔都って書いてる!」
パパ「魔都っていうのは日本の上海の呼び方やね」
パパ「中はファンシーな雑貨屋さんやったわ」
パパ「入口では煙を吹く竜がお出迎え」
パパ「中には観光地でよくある虹色の翼も!」
パパ「最近できたお土産屋さんって感じやったね」
ユイリちゃん「中国らしい派手派手感だった」
パパ「そしてストリートの一番端に到達!夜景が見えてきたで!」
ユイリちゃん「おー、塔が見えるね!」
パパ「あの塔はテレビ塔やね」
ユイリちゃん「ドラゴンボールの家みたいな形やね」
パパ「そして目の前に広がるビル夜景!」
ユイリちゃん「おー、昼間に見たビルやね!」
パパ「上海4大高層タワーが一望できるこの夜景は上海一の夜景スポットとして有名やで」
ユイリちゃん「まるで未来都市やね!」
パパ「この夜景の手前には堤防みたいな高台の場所があるねん。ちょっと登ってみようか」
ユイリちゃん「ほうほう、いいね」
パパ「堤防みたいな場所に行くと夜景がより近く目の前に広がるで!」
ユイリちゃん「おー!でも人もいっぱいやね。前に行きたいねんけど」
パパ「はい、一番前まで来たで!」
ユイリちゃん「おー!めちゃめちゃすっごい!めっちゃきれい!」
パパ「夜景は川を挟んだ奥にあるから何にも邪魔されることなく夜景を楽しめるで。予約すればクルーズ船から夜景を見ることもできるで」
ユイリちゃん「これは絶景ですね!感動したわ!」
パパ「旅行の〆の観光スポットとしてめっちゃいいでしょ」
ユイリちゃん「めっちゃいい!ロマンチックや!」
パパ「夜景を眺めるユイリちゃん。何を考えてるのかな?」
ユイリちゃん「電気代いくらやろー?って考えてる。フフフ」
パパ「さて、じゃあしっかり観光を楽しめたし、そろそろご飯行こうか」
ユイリちゃん「いえーい!ご飯や!まぁ、私は食べられへんけどね」
パパ「さて、今回の晩御飯は本場の火鍋やで」
ユイリちゃん「火鍋ね!聞いたことはあるで」
パパ「まぁ、こういう辛いしゃぶしゃぶって感じやね」
ユイリちゃん「汁の色がマグマやん。からそー」
パパ「タレを自由に調合できるのが特徴!僕の考えた最強の火鍋のタレを作ろう!」
ユイリちゃん「とりあえずニンニク入れとけば外れないよ」
パパ「現地のビールも最高や!」
ユイリちゃん「今日もいっぱい遊んだのでゆったりしてください」
パパ「火鍋店からの帰り道に猫がおったわ。しゃがんだら近づいてきてスリスリしてきた。中国の猫はめっちゃ懐いてくる子が多い!」
ユイリちゃん「首輪つけてるから飼い猫だね。たしかに上海にいる間、何匹か猫と会ったけどみんな懐いて来たよね。猫飼いたいなぁ」
パパ「はい、というわけで今回のおでかけは以上!」
ユイリちゃん「ボリューム満点でしたね!最後まで見てくれてありがとうございました!」
パパ「今回の旅行も後ほどブログにまとめますので、またブログでゆっくり写真を見てください!」
ユイリちゃん「YouTubeのアーカイブもまた見てね!高評価もしてもらえたらうれしいで!」
パパ「次回のYouTube生配信は2/25(日)の21時から!最後の上海旅行としてマニアックな観光地、新場古鎮をお届け!」
ユイリちゃん「古い中国の街並みが楽しめるいい観光地だったね。次回もまた遊びに来てね!」
パパ・ユイリちゃん「それでは、さよならさよならさよなら!」
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